送り出し国情報

技能実習生の送り出し国について

当組合では主に下記の5カ国から実習生の受け入れを行っています。ご参考までに送り出し国の概要をご覧下さい。

※他国への対応についてはご相談ください。

インドネシア(インドネシア共和国)INDONESIA

  • 概要・人口

    インドネシアの人口は2億3,760万人(2010年中央統計局)で世界第4位。

    首都ジャカルタの人口は959万人で全国民の半分以上がジャワ島に集中しています。そのため比較的人口の希薄なスマトラ島、カリマンタン島、スラウェシ島に住民を移住させるトランスミグラシと呼ばれる人口移住政策を行っています。

  • 経済

    2010年のインドネシアのGDPは6950億ドル(約60兆円)で、世界第18位です。

    インドネシアは基本的に農業国であり、カカオ、キャッサバ、キャベツ、ココナッツ、米、コーヒー豆、サツマイモ、大豆、タバコ、茶、天然ゴム、トウモロコシ、パイナップル、バナナ、落花生の生産量が多く、特にココナッツの生産量は2003年時点で世界一です。
    鉱業資源にも恵まれ、金、スズ、石油、石炭、天然ガス、銅、ニッケルの採掘量が多く、日本は天然ガスからつくるLNGをインドネシアから最も輸入しています。
    工業では軽工業、食品工業、織物、石油精製が盛んで、化学繊維、パルプ、窒素肥料などの工業が確立しています。

ベトナム(ベトナム社会主義共和国)VIETNAM

  • 概要・人口

    通称ベトナムは、東アジア・東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和制国家です。

    国土は南北に長く、北に中華人民共和国と、西にラオス、カンボジアと国境を接し、東は南シナ海に面し、フィリピンと対しています。首都はハノイで、国土は32万9,241平方キロメートル、人口は約8,579万人(2009年4月1日時点国勢調査)、人口増加率:1.2%(過去10年平均)となっています。

  • 経済

    2010年のベトナムのGDPは1019億ドル(約8兆円)といわれています。

    1986年12月のベトナム共産党第6回大会で、社会主義に市場経済システムを取り入れるというドイモイ政策が採択、中国の改革開放と同様に市場経済路線へと転換しました。1996年のベトナム共産党第8回大会では、2020年までに工業国入りを目指す「工業化と近代化」を二大戦略とする政治報告を採択しています。

    主な輸出品目は原油、衣料品、農水産物。カシューナッツと黒こしょうの生産は世界の1/3を占め1位。コメ のほかコーヒー、茶、ゴム、魚製品の輸出も多いのですが、農業のGDPに占める割合は他の産業が成長したため20%(2006年)に低下しました。原油生産は 東南アジアで第3位となっています。

フィリピン(フィリピン共和国)PHILIPPINES

  • 概要・人口

    東南アジアに位置する共和制国家。国名は16世紀のスペイン皇太子フェリペにちなんで付けられました。フィリピン海を挟んで日本、ルソン海峡を挟んで台湾、スールー海を挟んでマレーシア、セレベス海を挟んでインドネシア、南シナ海を挟んでベトナムと対します。ルソン島・ヴィサヤス諸島・ミンダナオ島などを中心に、大小合わせて7109の島々から構成される多島海国家で、首都はマニラです。

    国土は299,404平方キロメートル(日本の約8割)、人口は9,401万人(2010年推定値、フィリピン国勢調査)となっています。

  • 経済

    2010年のフィリピンのGDPは1,887億ドル(暫定)で、農業、軽工業、サービス業、セブ島やボラカイ島などリゾートを中心とした観光業が主要な産業となっています。特に米の生産が多く、毎年約1500万トンもの米を産出する世界第8位のコメ生産国であり、またサトウキビやココナッツ、バナナなどの果物などの輸出も盛んです。

    近年では製造業・コールセンターさらにはIT産業などのサービス業が発展し、東南アジアではベトナム・インドネシアと共に今後も経済発展が期待できる国の一つに含まれています。

タイ(タイ王国)THAILAND

  • 概要・人口

    タイ王国、通称タイは、東南アジアに位置する立憲君制国家です。

    東にカンボジア、北にラオス、西にミャンマーとアンダマン海があり、南はタイランド湾とマレーシアがあります。国土はインドシナ半島の中央部とマレー半島の北部に位置しています。首都はバンコクです。国土は514,000平方キロメートル(日本の約1.4倍)、人口は659,3万人(2010年、タイ国政調査)となっています。

  • 経済

    2011年のタイのGDPは約3456億ドルです。神奈川県よりやや小さい経済規模で、2011年の一人当たりのGDPは5394ドルです。世界平均では半分程度の水準になります。世界銀行によって発展途上国に分類されており、タイ統計局によると、2009年の世帯当たりの平均所得は月2万903バーツです。

中国(中華人民共和国)CHINA

  • 概要・人口

    世界最大の人口を擁する国家で、約13億人という人口は、西ヨーロッパ(約4億人)とアフリカ(約10億人)の合計に匹敵するといわれています。ただ、中国国内の潜在的な人口は、統計上含まれない浮浪民の人口などによって大きく変わり、実数ははっきりしていません。

    人口の94%を占める漢族のほか、チワン族、ウイグル族、モンゴル族、チベット族、回族、ミャオ族、イ(彝)族、トゥチャ族、満族など、政府が認定している55の少数民族よりなる多民族国家です。

  • 経済

    製造業が盛んであり、「世界の工場」と呼ばれています。これは安い人件費、膨大な人口を背景にした国内消費需要を当て込んだ海外資本の投入と、安い人件費による安価な製品輸出の拡大にあります。世界貿易機関(WTO)の発表によれば、2003年の対中直接投資は535億ドルとなり、アメリカ合衆国を抜いて実質的に世界最大の直接投資受入国(ルクセンブルクの特例を除く)となっています。輸出については、日本、韓国、東南アジア諸国、アメリカなどへの輸出拡大が目覚しく、大幅な貿易黒字を記録しています。

    工業では軽工業、食品工業、織物、石油精製が盛んで、コプラパーム油のほか、化学繊維、パルプ、窒素肥料などの工業が確立しています。

参照および引用